中島遺跡(十三湖)概要: 案内板によると「 十三湖の北西部に浮かぶ約10ヘクタールの小島に位置する奈良時代の遺跡である。土師器には、杯、壷、甕が出土しており、津軽地方における奈良時代の標識資料となっている。一説には、一三湖周辺は文献資料に見られる「有間浜」の比定地の1つに数えられている。」とあります。昭和28年(1953)に早稲田大学の桜井清彦(日本の考古学者、早稲田大学名誉教授)によって本格的な調査が行われ「青森県十三村中島発見の土師器」や「十三湖中島遺跡出土の土器」などが発表されています。昭和58年(1983)と昭和60年(1985)に市浦村(現在の五所川原市)教育委員会の調査では柱穴状ピット14個や土師器、上記の遺物など奈良時代の遺跡が発見され「市浦村十三・中島遺跡発掘調査報告書」や「市浦村十三・中島遺跡発掘調査報告書(第二次)」が報告されています。
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