靄山

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概要・歴史・観光・見所
靄山(脇元岩木山神社)概要: 靄山は青森県五所川原市市浦、十三湖の北方に位置している低山です。モヤイワとはアイヌ語で小さい岩と訳されるそうですが、モヤと名の付く山は北海道や青森県、秋田県中央から北部に集中して見られ、奈良時代までは蝦夷の勢力圏に合致することも興味深いものです。モヤイワが転じてモヤとなった説が有力ですが単に小さな山というよりは、単独の紡錘型が非常に多く古くから神聖視されているように思えます。

田沢湖の靄森山(373m)はピラミッド説があり、秋田県鹿角市にある茂谷山(362m)は十和田湖伝説に大きく関わっています。能代市の茂谷山(248m)や藤里町の茂谷山(450m)の山頂には祠や神社が祀っています。ここ青森県の靄山は霊山とされる岩木山(麓には岩木山神社が鎮座)とは姉妹(靄山が姉・岩木山が妹)の関係にある山と呼ばれ例祭の日が同じでお山参詣が行われています。

又、靄山にもピラミッド伝説や中世北津軽を支配した安東氏が人工的に土盛したなどと様々な伝承も残っており不思議な山と言えます。山頂(標高:152.4m)には脇元岩木山神社が鎮座し顕国魂神、多都比姫神、宇賀能賣神、大山祇神、坂上刈田麿命が祀られ、岩木山や十三湖権現崎や白神山地、日本海などが一望出来ます。毎年旧暦8月1日には例祭である「脇元岩木山神社大祭」が行われ豊作、大漁が祈願されます。

靄山(脇元岩木山神社):写真

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