蕪島神社

  青森県歴史観光案内所八戸市:歴史・観光・見所>蕪島神社

概要・歴史・観光・見所

蕪島神社(八戸市)概要: 蕪島神社は青森県八戸市大字鮫町字鮫に鎮座している神社です。蕪島神社の創建は鎌倉時代の永仁4年(1269)、犬房丸(幕府御家人工藤祐経の子供)がこの地に流され、蕪島が故郷の江ノ島に似ていたところから厳島神社(弁財天)を蕪島の頂上に勧進したのが始まりとされ、以後、犬房丸の後裔である嶋脇氏が氏神として祭祀が行われました。

又、一説には永仁4年(1269)の海中から弁財天を模った神鏡が出現した事から神意と悟り「蕪嶋大明神本地辨財天」として祀ったのが始まりとも伝えられています(蕪島は島全体がウミネコの大繁殖地でもあり、弁財天勧請以前からも神聖視されていたのかも?)。

宝永3年(1706)、八戸藩(藩庁:八戸城)3代藩主南部通信が社殿を改築し男子誕生の子宝祈願を行ったところ見事念願成就し、以来歴代藩主から崇敬庇護され南部家の御紋の向鶴を社紋として授けられました。

蕪島神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、正面千鳥破風、銅板葺き、平入、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。本殿は一間社流造、流造、外壁は真壁造り下層部板張り上層部白漆喰仕上げ。幣殿は入母屋、銅板葺き。

蕪島神社の祭神は多紀理毘売命、市寸嶋比売命、多岐都比売命で商売繁盛や子授け、大漁豊漁に御利益があるとされ現在も多くの参拝者が訪れ「かぶあがりひょうたん御守」を求めています。平成3年(1991)に厳島神社から蕪島神社に改名しています。例祭は旧暦3月2日に近い毎年4月第3日曜日に「蕪島まつり」が行われます。

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-八戸市教育委員会

蕪島神社:参道・社殿・境内・写真

[ 付近地図:青森県八戸市 ]・[ 八戸市:歴史・観光・見所 ]
蕪島神社参道石段沿いに置かれている石燈篭群 蕪島神社拝殿正面とその前の石造狛犬と提灯 蕪島神社本殿と幣殿 蕪島神社鎮座地である蕪島の大石には注連縄が〆られ神聖化しています

※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。尚、「青森県歴史観光案内所」は「青森県の歴史」、「羽州街道」、「奥州街道」、「郷土資料辞典−青森県」、「日本の城下町−東北(一)」、「パンフレット」、「案内板」、「関係HP」、を参考にさせていただいています。※プライバシーポリシーはこちらです。