弘前教会礼拝堂

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概要・歴史・観光・見所

弘前教会礼拝堂概要: 弘前教会礼拝堂は青森県弘前市大字元寺町に位置している近代洋風建築です。弘前教会は明治8年(1875)に「弘前公会」として開かれた東北地方最古のプロテスタント教会と言われています。

明治5年(1872)に弘前藩(藩庁:弘前城)の藩校稽古館の影響を受けた東奥義塾が開校すると英語教師として召還された宣教師(ジョン・イング)から感化された生徒22名がキリスト教徒となり、彼らが中心となって弘前教会が開かれました。

現在の弘前教会礼拝堂は明治39年(1906)に建てられたもので桜庭駒五郎(クリスチャン棟梁)が設計し棟梁は斉藤伊三郎(名工堀江佐吉の4男)が担当しています。建物は木造平屋建(1部2階建て)、半切妻屋根、鉄板葺、搭屋付、間口16m、奥行22m、高さ15m(搭までは20m)、建築面積238.04u、青森県産のヒバ材使用、外壁は下見板張、ペンキ仕上げ(ベージュ色)、正面は左右対称で両側が尖塔状、開口部は縦長で上部が尖塔形で中心部には特徴あるレリーフを施し正面性を演出しています。

弘前教会礼拝堂の内部には洋風の礼拝堂の他、2階には襖によって3室で分けられる畳敷の和室がある等和洋の建築要素が取り入れられ時代背景が窺えます。弘前教会礼拝堂は明治時代に建てられた数少ない木造ゴシック教会建築の遺構として貴重な存在で平成5年(1993)に青森県重宝に指定されています。

弘前教会礼拝堂:外観・写真

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