ハッピーファーム(七戸町)概要: 盛岡牧場は明治17年(1884)頃から洋風牧場として整備されてきた牧場で一号厩舎は南部曲屋風廏舎(木造2階建、茅葺、建築面積396u)ですが育成厩舎や繁殖廠舎などは外壁が下見板張りのマンサード風鉄板葺屋根で近代牧場の景観をよく残しています。又、敷地内に勧請されている馬頭観音堂(拝殿:入母屋、鉄板葺、建築面積37u・奥殿:1間社流造、銅板葺、建築面積8.2u)も家業にまつわる信仰の対象として興味深いものがあり建物としても個人所有にとしては質が高いものとされます。盛田牧場(ハッピーファーム)を構成する8棟が「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から平成12年(2000)に国登録有形文化財に登録されています。
・ 盛田牧場一号厩舎(曲屋風育成厩舎)−明治45年−国登録有形
・ 盛田牧場二号厩舎(育成厩舎)−大正12年−国登録有形文化財
・ 盛田牧場三号極舎(繁殖廠舎)−大正9年−国登録有形文化財
・ 盛田牧場四号厩舎(繁殖厩舎)−昭和15年−国登録有形文化財
・ 盛田牧場五号厩舎(種牡馬厩舎)−昭和15年−国登録有形文化財
・ 盛田牧場馬頭観音堂奥殿−明治初期−国登録有形文化財
・ 盛田牧場馬頭観音堂拝殿−明治40年頃−国登録有形文化財
・ 盛田牧場馬頭観音堂鳥居−昭和初期−国登録有形文化財
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