日本キャニオン(深浦町)概要: 日本キャニオンは十二湖駅から濁川沿いに1キロメートルほど上ったところに見えてきます。世界遺産に登録された白神山地手前(白神山地世界遺産地域ではないが津軽国定公園内。)にある大断崖で浸食崩壊によって白色の凝灰岩がむき出しになり印象的な景観を作り出してます。日本キャニオンの成因は諸説あり氷河の名残ではないかとの考えも有力な説の1つとのこと。
古くから眺望や景観が優れていた事から「日暮山」と呼ばれ、大正11年(1922)には高知県出身で、近代日本の詩人、歌人、随筆家、評論家である大町桂月が深浦町を訪れ「日暮し山の眺望、湖畔群の幽闇、紅葉の残照など十二湖は天下の奇観である。他日、必ず天下にその名を知られるであろう」と評しています。昭和28年(1953)探検家岸衛(国立公園審議委員)がアメリカ合衆国コロラド高原のグランドキャニオンに似ているという理由で日本キャニオンが命名され、以後、日本キャニオンとして知られるようになりました。
|