高良神社(五戸町)概要: 高良神社は青森県三戸郡五戸町大字倉石中市田茂平に鎮座している神社です。高良神社の創建は平安時代初期の大同年間(806〜809年)に武内宿禰の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。
その後、神仏混合し祭祀には別当の修験五戸年行事多聞院があたり、江戸時代中期の宝暦年間(1751〜1763年)の 「御領分社堂」 には「毘沙門堂」 と記載されています。
盛岡藩主からも崇敬され宝暦13年(1763)には8代藩主(南部家34代)南部利雄から五戸地方最古といわれる神輿(神輿には「奉納御輿、崇高三四代南部大膳大夫利雄公」「武運長久」と記されています。)が奉納されています。又、ロシア人であるラクスマンの絵馬が奉納されています。
明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され明治4年(1871)に村社に列しています。高良神社拝殿は入母屋、鉄板葺、平入、正面1間向拝付、外壁はペンキ仕上げ、向拝木鼻には象、獅子、欄間には波を模した彫刻が施されています。本殿は一間社流造、鉄板葺、外壁は板張素地。
年中行事:1月1日歳旦祭、元旦祭・1月2日交通安全祈願祭・1月春祈祷・3月16日祈念祭「種下ろし」・6月30日夏越祓・8月19〜20日例祭・12月3日御籠り・12月30日年末祓。主祭神は武内宿禰。合殿神は神明神。地主神は毘沙門天。
|