馬門番所(野辺地町)概要: 馬門番所は盛岡藩(藩庁−盛岡城)が津軽藩(弘前藩:藩庁−弘前城)の藩境に設けた施設です。復元された高札には手形がないと武具や火薬、人、染料、蝋などは持ち出すことが堅く禁じていたことが書かれています(1、武具類くろかね類・1、紅花柴根黄連・1、蝋漆油・1、綿麻からむし 布・1、箔椀同木地・1、銅鉛硫黄塩硝皮之類・1、男女 牛馬:右之通無手形他領へ出候事堅ク破停止異若脇道者 於有之ハ可捕上 為御褒美持料可被下候者成)。津軽藩に入るには馬門番所で許可を得てから下に降り、藩境塚を越えてむつ湾沿いに伸びていた奥州街道を通り津軽領の狩場沢番所でさらに許可を得なければいけませんでした。絵図を見ると街道正面と番所から海岸にかけて長い木柵が設けられたいたようで当然ながら番所を通過しないと出入り出来ないような構造になっていました。
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