常光寺(野辺地町)概要: 常光寺は青森県上北郡野辺地町寺ノ沢に境内を構えてる曹洞宗の寺院で報恩寺(岩手県盛岡市)の末寺、江戸時代初期の寛永9年(1632)に開かれたのが始まりと伝えられています。
野辺地城時代に城主だった日戸内膳行秀の菩提寺となり境内に墓碑が建立されています。石川啄木は岩手県盛岡市にある常光寺が生誕の地で、野辺地の常光寺には伯父(母親の兄であり僧侶だった父親の師僧とされる人物)である葛原対月和尚が住職だった事もあり3度野辺地を訪れています(明治37年:19歳・明治39年:21歳・明治40年:22歳)。
愛宕公園には昭和37年(1963)に石川啄木歌碑が建立され「 潮かをる北の浜辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや 」と啄木の唄が記されています。又、明治9年(1876)の明治天皇巡幸際、野辺地で倒れた名馬「花鳥」は常光寺で埋葬されています。宗派:曹洞宗。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-野辺地町教育委員会
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