三戸町: 長栄寺

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概要・歴史・観光・見所
長栄寺(三戸町)概要: 長栄寺の創建は慶長2年(1597)に好覚房が開基となり慶誉が開山したと伝わっています。敷地は盛岡城(岩手県盛岡市)に藩府を移した事で随行した大泉寺跡で約2400uあります。現在の堂宇は元治元年(1864)に建てられた古建築物で境内には南部27代信直の次女檜山御前(主秋田英季に嫁ぎ不縁となり、三戸城に戻り檜山城(秋田県能代市檜山)元和6年:1620年に死去)の五輪塔があります。檜山御前は当初、大泉寺に葬られましたが、大泉寺は盛岡に移った為、その境内を引き継いだ長栄寺が五輪塔を管理しています。五輪塔は江戸時代初期のもので安山岩製、「地」「水」「火」「風」「空」の梵字が刻まれている貴重なものとして昭和33年(1958)に青森県宝に指定されています。正応碑はかなり欠落している部分があるものの笠塔婆と考えられ、キリークや正応2年(1289)の年号銘が刻み込まれています。花崗岩製、角柱、高さ66.6cm、幅23.6cm、厚さ24.2cm、石柱上部の4面にはキリークと種字と思われる文字、背面には「正応二年十二月」「二十一日造立之」、鎌倉時代に建立された石碑としては青森県南部として唯一の存在で年号も明確で貴重な事から昭和33年(1958)に青森県宝に指定されています。


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