遠光寺(黒石市)概要: 寿量山遠光寺は温湯温泉の温泉街(青森県黒石市温湯鶴泉)に境内を構えている日蓮宗の寺院です。遠光寺の創建は江戸時代初期の寛永元年(1624)、この地の開拓者佐藤式部氏が本照院として開いたのが始まりと伝えられています。その後、一時衰退しましたが江戸時代中期の正徳5年(1715)、横手(現秋田県横手市)出身の伊藤氏(久保田藩主佐竹家の一族で横手城の城主戸村十太夫の家臣、延宝7年:1672年に当地に土着)が出家して道久安として再興、更に明和3年(1766)に日堯上人(黒石妙経寺十三世)が遠光庵として復興しています。明治12年(1879)に遠光寺と寺号を改称し現在に至っています。現在の遠光寺本堂は昭和8年(1933)の火災で焼失後の昭和10年(1935)に再建されたもので特に寺島春童画伯が描いた天女壁画が素晴しいとされます。山号:寿量山。宗派:日蓮宗。本尊:釈迦牟尼仏。
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