裸島(青森市・浅虫温泉)概要: 裸島は白根崎の西方500m沖、高さ33mの流紋岩で構成されている巨岩で、かつては陸続きだったものが波浪の浸食や風化により現在の将棋の駒を立てたような島になったと思われます。又、裸島は次ぎのような伝説が残っています。昔、近くの村で住んでいた親子がいて母親が畑仕事をしていた時、大鷲が乳飲み子をさらい裸島の頂上に持ち帰りました。それに気づいた母親が爪の先から大量の血を流しながら素手で頂上を目指しまし無事赤坊を取り返す事が出来ました。元々岩肌は滑らかだったそうですが母親の爪跡と血で染められ現在見られる凸凹の黄褐色の島になったそうです。又、太宰治の縁の地でもあり、干潮の遠浅の時に裸島に渡り読書に耽っていると知らない内に満潮となりフンドシ一丁で戻ったそうです。景観的にも素晴らしく棟方志功もスケッチに訪れました。
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