唯称院(平川市)概要: 顕台山唯称院は青森県平川市碇ヶ関山神堂に境内を構える浄土宗の寺院です。唯称院の創建は江戸時代初期の元和3年(1617)に当時、弘前城の城下に境内を構えていた天徳寺(浄土宗名越派)の隠居寺として開かれたのが始まりとされます。地域に開かれた寺院だったようで、江戸時代末期には寺子屋として開放し、明治時代初期の学制制度下でも明治7年(1874)に碇ヶ関小学校が開設されると境内等が利用されています。昭和2年(1927)に現在地に境内を遷しています。
唯称院本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、正面1間唐破風向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。津軽八十八ヶ所霊場第64番札所(札所本尊:阿弥陀如来。御詠歌:みほとけの ちかひのみふね かのきしに やがてつきなん ことぞうれしき)。山号:顕台山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
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