熊野神社(居土普門堂)概要: 居土普門堂の創建は元和6年(1620)に村人達の手で開かれたのが始まりと伝えられています。寛延年中(1748〜51)に津軽三十三観音霊場第三十一番札所に選定されると広く信仰を広めましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され跡地には新たに熊野神社が勧請されました。しかし、住民達の信仰心は強く神仏分離令の風潮が弱まると境内に居土普門堂を建立し観音像を安置しました。境内には樹齢700年の二本の大銀杏や樹齢500年の夫婦杉などの巨木があり歴史を感じさせます。熊野神社の社殿は入母屋、妻入、鉄板葺、桁行3間、梁間4間、正面1間向拝付。居土普門堂は入母屋、鉄板葺、妻入、桁行2間。御堂や札貼り場には数多くの札が貼られ信仰の篤さが感じられます。津軽三十三観音霊場第31番札所(札所本尊:千手観世音菩薩・御詠歌:我が国を 巡り巡りて 順礼の 目出度く帰る 元の居土)。
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