桜庭歯科(つがる市)概要: 桜庭歯科の建築年代不詳、木造2階建て、外壁はモルタル塗りペンキ仕上げ。開口部は縦長の上げ下げ窓、正面の大きなレリーフ(植物を模したと思われる意匠)、雨樋の集水器の意匠、外壁の水平線の目地、パラペットのセセッション風(幾何学的な形状が連続して構成される意匠、日本では大正時代から昭和初期に見られる。)の意匠など洋風建築の要素を取り入れています。正面の化粧柱(柱頭はギリシャ神殿風)と開口部周りは他の外壁と色彩を変え、正面パラペット中央部を上部を嵩上げするなど建物の正面性を演出し、より立体的に見せています。撮影当時は文化財指定されていませんが、つがる市内に残る数少ない洋風建築の遺構として貴重と思われます。
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