浄円寺(つがる市)概要: 広大山浄円寺は青森県つがる市柏桑野木田福井に境内を構えている浄土宗の寺院です。浄円寺の創建は江戸時代初期の明暦元年(1655)に開かれたのが始まりと伝えられ金光上人を勧請開基としています。
金光上人は筑後竹野郷出身の平安時代末期から鎌倉時代初期の浄土宗の高僧で、法然上人に師事し現在の岩手県や秋田県、青森県に浄土宗布教に尽力しています。
浄円寺山門は切妻、桟瓦葺き、三間一戸の八脚楼門建築で、上層部は吹き放しの鐘楼堂で下層部の両側には仁王像が安置され外壁は弁柄色で着色されています。
本堂は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、平入、桁行8間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、腰壁は横板張、縦押縁押え、向拝木鼻には獅子と牡丹、欄間には龍と波の精緻な彫刻が施され極彩色で彩られています。
津軽八十八ヶ所霊場第84番札所(札所本尊:阿弥陀如来・御詠歌:忘れずに 思う御名を 忘るるな 柏の里も 浄土なりけり)。山号:広大山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
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