十和田湖(青森県)概要: 十和田湖は青森県十和田市秋田県小坂町にまたがる湖で湖周約64キロ、面積59.8uは全国12位、最大深度327mは田沢湖(425m)、支笏湖(363m)に次いで全国第3位、透明度20.5mは全国第10位を誇ります。
十和田湖は十和田火山の噴火で形成された典型的な二重カルデラ湖で、約3〜2万年前の火山活動により第一カルデラ湖が形成され約1万年前の噴火によりカルデラ内部五色岩火山が出来、5400年前の噴火で第一カルデラ湖から湖水が流れ込み現在見られる十和田湖が造り上げられました。
十和田火山はその後も噴火を繰り返し周辺に大きな災害をもたらし延喜5年(915)の大噴火では能代川を堰き止め大洪水になったと言われ十和田湖、田沢湖、八郎潟による三湖伝説が発祥したと推察されています。
十和田湖を訪れた大町桂月は「山は富士、湖は十和田湖、広い世界に一つずつ」の唄を残し十和田湖を絶賛し広く知られるようになったとされ、奥入瀬渓流とともに昭和3年(1928)に国指定名勝及び天然記念物に指定され、昭和11年(1936)に十和田国立公園(十和田八幡平国立公園)に指定、さらに昭和27年(1952)に国指定特別名勝及び天然記念物に格上げ指定されています。
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