神明宮(野辺地町)概要: 神明宮の創建は不詳ですが古くは田中津右左門という豪族が自らの屋敷に勧請したのが始まりと伝えられています。その後、田中氏が没落し荒廃した為、元禄2年(1689)に改めて天照皇大神の分霊を勧請し野辺地代官所に近い現在地に遷座しました。
その後は藩主が当地に巡視で訪れた際には参拝に訪れるなど社運も隆盛し、野辺地代官も庇護したと思われます。神仏混合して別当には金剛院があたり祭祀を行っていましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により神社として独立し明治6年(1873)には村社に列します(金剛院の別当が神官となっています)。
明治23年(1890)と昭和50年(1975)の火災で社殿や多くの社宝、記録が焼失し現在の社殿は昭和52年(1977)に再建されたものです。祭神:天照皇大神。例祭:8月16日。
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