長谷十一面観音堂(南部町)概要: 長谷十一面観音堂は恵光院の境内に建立されている建物で桁行3間、梁間3間、宝形造、鉄板葺(元茅葺)、外壁は真壁造、横板張り、建築年は不詳ですが何度か改修を繰り返し、現在は正面に1間の向拝が付けられています。
内部は奥1間が内陣で外側2間が外陣、当初はそれぞれが格子戸によって区切られ本尊の十一面観音像が安置されていたそうです。長谷十一面観音堂は御堂建築の遺構として貴重な事から昭和55年(1980)に南部町指定有形文化財に指定されています。
糠部三十三観音霊場の旧(観光上人)第三十三番札所。現在(寺西上人)は第22番札所。
本尊の十一面観音像は平安時代初期から中期にかけて彫刻された古仏で現在、恵光院の奥之院に安置され昭和33年(1958)に青森県重宝に指定されています。
糠部三十三観音霊場第22番札所(札所本尊:十一面観世音菩薩・御詠歌:南無帰命 はせの御寺や 蓮台の 山も誓も 深き谷川)。七戸南部三十三観音霊場第11番札所(札所本尊:十一面観世音菩薩)。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-南部町教育委員会
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