種差海岸(八戸市)概要: 種差海岸はウミネコの大繁殖地として知られている蕪島(蕪島神社が鎮座)から大久喜集落まで約12キロの海岸です。種差の名称の由来には諸説あるそうですが、アイヌ語の「タンネ」=「長い」、「エサシ」=「岬」が訛ったとされます。
海岸には蕪島、日ノ出岩、イタコマイマイ岩、物見岩、白岩、縄掛岩、高岩、弁天島など奇岩怪石や岬、島や白浜海岸、淀の松原などの雄大さを兼ね備えた変化に富む海岸線を形成し、スズラン、ハマナス、ハマギク、スカシユリ、ハイビャクシンなど四季折々様々な草花が花を咲かせます。
特にハマギクは種差海岸が北限とされ植物学上でも貴重な存在です。種差海岸は県内外から多くの観光客が訪れており、キャンプや海水浴、海釣りなどで利用され、約880ヘクタールが昭和12年(1937)に国指定名勝に指定されています。
種差海岸は昭和28年(1953)に青森県立自然公園、昭和62年(1987)に社団法人・日本の松の緑を守る会が選定した「日本の白砂青松100選」、平成8年(1996)に大日本水産会が選定した「日本の渚百選」、平成16年(2004)に社団法人日本ウオーキング協会、国土交通省、NHK、全国地方新聞社連合会、共同通信社によって選定された「美しい日本の歩きたくなるみち500選」、平成25年(2013)に「三陸ジオパーク」に選定されています。
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