山勝商店(八戸市)概要: 案内板によると「 明治から昭和にかけて、八戸地方の商家建築や町並みの様子を偲ばせる数少ない建物の1つです。間口10間余りの町屋造りの建物は、中心街でも大きいもので、代表格の建物の1つ。揚額されている金看板は八戸の職人によって作られたもの。」とあります。
木造2階建、切妻、平入、外壁は横板張、素地、「こみせ」の名残なのかは分かりませんが、1階道路側がL型に1間程前に張り出し下屋庇が付いています。2階開口部には格子戸、1階は略前面開口部、2階屋根は2重出桁造りで大きく前に張り出し戸袋や欄間部の意匠、金看板などが大正時代の名残が見られます。
山勝商店は八戸市に残る数少ない町家建築の遺構で、八戸市の町並みに大きく寄与している事から第11回(平成11年度)八戸市景観賞(建築デザイン部門)を受賞しています。
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