関根の松(三戸町)概要: 関根の松は青森県三戸郡三戸町大字川守田に位置しています。案内板によると「 南部は藩政時代から名馬の産地として知られていました。南部駒の育成に貢献したのが、この場所に屋敷をかまえていた一戸家です。この関根の松は、一戸兵部綱定が宅邸の庭に移植したものと言われています。昭和58年には「日本名松百選」にもとり上げられました。この松は古来多くの詩歌にもうたわれました。江戸時代中期京より来遊した雪氷山人が「扶桑比すべきなき臥竜の勢する名松」とたたえています。関根の松は、幾多の時代の激動に遭遇しながらも今日なお、往時の姿をそのままにとどめ、明日の三戸を静かに見つめています。 三戸町」とあります。
関根の松は推定樹齢370年、樹高6m、枝張16m、明治14年(1881)の明治天皇御迎幸の際、北白川宮能久親王から「翠葉千年之緑、貞節古己の操」の御染筆を賜っています。関根の松は樹齢300年以上の古木で歴史的にも由緒のある名木として貴重な事から昭和47年(1972)に青森県指定天然記念物に指定されています。
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